私は、大学卒業後薬剤師として病院や薬局で勤務していましたが、新型コロナで世界中が大きく変容した頃、たった一人に寄り添える、そんな仕事がしたいなと思い始めました。SNSでどこでも誰とでも繋がれるこの時代。森の中で、木漏れ日に包まれ、小鳥のさえずりや川のせせらぎの音を聞きながら、空間でピアノや絵などの表現に没頭できるそんな場所を提供できたらなと思ったのです。そんな思いを実現できる場所を夫と全国いろんな場所を見て歩きました。やがて「自分を解放できる場所」を探し当てることができ、富士見町の山林4千平方メートルを購入しました。（ここは茅野市金沢に隣接しているので地元の金沢の方には大変お世話になっています。）その土地に一日一人の貸し切りスペースを2025年の春開設する予定です。施設を運営するために私が代表の『株式会社とわいろ』を設立しました。住まいは茅野市の駅近くに見つけ移住しました。東京から交通の便もよく、しかも緑が豊かなところという夫の思いにもマッチする場所でした。夫は今、東京・茅野の二拠点生活をしながら会社経営を続けています。

茅野市はとても魅力がある街です。美しい山なみ。買い物をするところも多く、子育てに欠かせない公園の多さ。車がない状態で最初は少し不安でしたが、「のらざあ※」などを利用してあまり不自由は感じません。

※のらざあ・・・スマートフォンや電話で乗車予約ができる茅野市が進めるAI乗合オンデマンド交通です

この地は移住者と地元の方とのバランスがとても良いと思います。今後も茅野市で「暮らし」というものを大切にしていきたいと思っています。