移住者の声

- 移住歴:2025年〜
- 移住元:神奈川県
「まずは来てみれば!」人とのつながりが育む、蓼科での新しい暮らし
山口純子さん
■移住のきっかけ ― 山のある暮らしを求めて
もともと両親が東京・西麻布でフランス料理店「勝沼亭」を営んでいました。その名前と味を受け継ぎたいという思いから、2017年に神奈川県鎌倉市でカレー専門店「鎌倉勝沼亭」を開業しました。
生まれも育ちも東京ですが、子育てをするなら海や山が身近にある環境で暮らしたいという憧れがありました。鎌倉では海の近くで15年間暮らしたので、「今度は山のそばで暮らしてみたい」という思いが強くなりました。
新たにお店を開くなら、観光地として多くの人が訪れる場所がいいと考え、軽井沢も訪れましたが、なかなか「ここだ」と思える場所には出会えませんでした。そんな中、4年前に縁もゆかりもなかった蓼科を訪れ、豊かな自然に囲まれたこの土地の雰囲気に一目惚れしました。
さらに、ハーブやアロマテラピーの商品を扱う「蓼科ハーバルノート・シンプルズ」が近くにあったことも大きな決め手となり、「ここで暮らしたい」という思いが固まりました。
■茅野市への移住 ― 人との出会いが理想の住まいへ
家族のライフステージの変化もあり、2025年4月に茅野市へ移住しました。
まずは賃貸住宅に住みながら、茅野市主催の物件見学ツアーに3回参加し、納得のいく住まい探しを進めました。その際に、住まいや暮らしに関する相談にも親身に乗っていただき、とても心強かったです。
また、地域の方々とのつながりにも恵まれました。一緒に働いていた方から現在の物件を紹介していただき、「まず住んでみる」という選択をしたことで、地域のことを知り、人とのつながりも生まれ、理想の住まいに巡り会うことができました。
■蓼科で叶えた店づくり ― 地元の恵みを一皿に
2026年6月、茅野市北山にカフェ「蓼科勝沼亭」をオープンしました。
地元農家の新鮮な野菜をふんだんに使ったスープが主役の「蓼科プレート」やスパイシーカレーのランチを提供しているほか、チーズケーキやタルトタタン、キャラメルプリンなどのデザート、オーガニックコーヒーやハーブティーも楽しんでいただけます。
蓼科の自然の恵みを、料理を通して感じてもらえるよう、一品一品心を込めて提供しています。
■暮らしてみて感じたこと ― 不安よりも楽しさが大きい
冬の暮らしについては、移住相談の際にあらかじめ話を聞いていたので、それほど大変だとは感じませんでした。一方で、水道栓の水抜きや細かなごみの分別など、都会では経験したことのない暮らしの知恵には少し戸惑いました。
また、高校に通う子どもの駅までの送迎は、公共交通機関が十分ではないため大変に感じています。お店の営業があるため送迎が難しい日もあり、そのような時はAI乗合オンデマンド交通「のらざあ」を利用しています。
それでも、移住してからは「良かった」と思うことばかりです。
■地域とのつながり ― 人の温かさが一番の魅力
この地域をもっと知りたいという思いから、新しいコミュニティには積極的に参加しています。
世代を超えた多くの方々と交流することで、インターネットで検索するだけでは分からない地域の魅力や暮らしの知恵を、人とのつながりを通して知ることができます。本当に温かい方ばかりです。
私は、地元で育った野菜など自然の恵みを料理としてお客様に届けています。同じように、自分が得てきたもの、この地域でいただいた人とのご縁や温かさも、自分なりの形で多くの方へ還元していきたいと思っています。
■これから移住する方へ ― 「まずは来てみれば」
移住を考えている方には、「まずは一度来てみてください」と伝えたいです。
最初から家を購入するのではなく、まずは賃貸住宅で暮らしながら地域を知り、物件を探すことをおすすめします。そのほうが地域にも馴染みやすく、良い情報も得やすいため、理想の住まいに出会える可能性が高くなると思います。
実際に暮らしてみることで、その土地の空気や人の温かさはきっと伝わります。ぜひ一度、茅野市を訪れてみてください。
カフェ「蓼科 勝沼亭」は楽ちのステーション加盟店です

















