移住者の声

  • 移住歴:2018年〜
  • 移住元:神奈川県
  • 家族構成:夫婦 + 子ども2人

移住で生まれた心のゆとり、日常としての自然が身近にある暮らし

高森 誠司さん

以前は都内にある会社で、営業職の会社員をしていました。長男が3歳になるタイミングで、なかなか保育園に入れなくて。待機児童がひどいときだったんです。フードコートなどに行っても、子どもたちがゲーム遊びに夢中になっている姿を見て、外遊びをする子どもを見る機会が少ないことが気になっていました。はたして、子どもを育てるのにこの環境でいいのかという想いが湧いてきたんです。私自身も、満員電車に長時間揺られる通勤の日々に息苦しさがあり、都会での生活にストレスを感じてもいました。茅野市は妻の実家があるので何度も遊びに来ていましたし、自然が豊かなところに魅力を感じ、移住を決めました。

現在は、蓼科湖のほとりにある宿泊施設「TINY GARDEN 蓼科」で働いています。ここは、テントを自由に張れるオートサイトをはじめ、山小屋のようなキャビン、ホテルタイプのロッジといった3つの宿泊スタイルがあります。さらに、コワーキングスペースを併設した宿泊棟もあり、仕事をしながらの長期滞在も可能。過ごし方は、お客さんに選んでもらうことができます。また、地元の飲食店とコラボしてオリジナルグッズを作ったりと、地域の人とつながる活動もしています。

職場には移住してきた人もいれば、地元の人もおり、年齢や男女に関係なく仲間として良い関係を築いています。

茅野市は自然を身近に感じられ、表情も豊かで見ていて飽きないですし癒されます。爽やかな青空に穏やかな夕陽、そして満天の星空。流れ星やダブルレインボーを見たときは、とても感動しました。毎日、八ヶ岳を見て過ごせるのもいいですね。カメラをいじるのが趣味なので、四季の移り変わりを写真に撮りためたりしています。

デメリットと言ったら、都会に比べて病院が少なかったり、生活圏内に行きつけだったお店がないということでしょうか。地方は車社会と言われますが、もともと車の運転が好きなので、通勤ラッシュや人混みのストレスがない今の生活に不便を感じることはありませんね。

また、いい意味でコミュニティが狭い街。だから、一気にいろんな人とつながれる面白さがあります。正直、コミュニケーションが密すぎると感じる時もありますが、つながりとして楽しめればいいなと思います。