移住者の声

  • 移住歴:2015年〜
  • 移住元:千葉県浦安市
  • 職業:ゲストハウスクロイツェル経営

第二の人生は、仕事中心ではなく趣味や暮らしを大切にした生活を送りたい

小田島浩光さん / 久美子さん

◼︎茅野市へ移住した背景と経緯(茅野市との出会い)

私は、外資系企業に勤めていましたが、リストラを経験したことが、人生を見つめ直す大きな転機となりました。「これからの人生をどう生きたいか」をあらためて考えるようになったのです。以前から八ヶ岳などには頻繁に訪れており、自然環境への親しみがありました。

「第二の人生は、仕事中心ではなく、趣味や暮らしを大切にした生活を送りたい」それが八ヶ岳の麓の茅野市への移住を決断した理由です。もともとトレッキング、渓流釣り、ヨットといったアウトドアが大好きで茅野市ではそれらを特別なイベントではなく、日常として楽しめます。ヨットも移住の際にしっかりと持ってきました。移住後は畑作りやガーデニング、薪集め(薪活)など、新たな楽しみも増え、生活そのものが豊かになりました。

現在は茅野市内で二拠点生活をしています。蓼科ではペンションを経営し、「働く場」として活用。豊平広見の自宅は「生活と趣味の場」として使い分けることによって仕事とプライベートにメリハリのある暮らしが実現しています。

◼︎移住して良かったこと

物価自体は都市部とそんなに変わらないけれど、土地や住宅の価格が都市と比べて非常に安いことが大きな魅力ですね。その差額を、旅行に出かけたり、趣味などの「人生を楽しむこと」に使える点が、精神的な豊かさになっていると思います。また、こちらでは高原野菜や果物が非常に美味しく、種類も豊富で、食生活の満足度が高いことも移住して初めて知った魅力です。

◼︎移住して大変だったこと

移住して大変だったことは、冬の寒さが厳しく、期間も長いことです。住環境には十分な寒さ対策が欠かせません。特に別荘地の住宅は夏の避暑用に設計されていることが多く、断熱や暖房をしっかりと整えなければ冬の生活は厳しいと思います。また、車社会なので、高齢の女性でも、移動には自動車を利用できるように運転免許は持っていたほうが良いですね。

私たち夫婦で経営するペンションは観光業なので、繁忙期と閑散期の差が非常に大きく収入や仕事量に波がある点は覚悟が必要ですね。

◼︎現在の仕事とやりがい

ペンションでは妻が料理を担当し、私は客室整備や予約管理、経営全般を担当しています。1番のやりがいはお客様と直接接することができ、「料理が美味しかった」「また来ますね」そんな言葉をその場で受け取れることです。感謝の言葉や会話を通じて、人とのつながりを強く感じられる仕事であり、移住後に孤独を感じたことは一度もありません。

第二の人生においては、「自分が誰かの役に立っているか」「社会に貢献していると実感できるか」が仕事選びの基準になりました。勤めていた頃のように家族や自分を犠牲にして仕事を優先するのではなく「嫌いではない仕事を、無理なく長く続ける」を大切にしています。

◼︎移住を検討している方へのメッセージ

自分自身、ペンション経営を10年も続けられるとは思っていませんでした、茅野市は程よく街としての機能があり、ネット環境も整っているため、地方でも不便を感じにくいですね。商工会議所に入ることで、個人事業主向けの相談や支援を受けられる点も心強く思います。

60歳前後になると、多くの人が第二の人生を意識し始めるのではないでしょうか。個人事業主という道を選ぶことで、年金や投資に加え、月10万円程度の第三の収入源を持つことができれば、そのお金で旅行や外食を楽しむなど、生活の質を高めることができます。

AIの進化により、今後は単純なデスクワークは減り、手に技術を持つ人、現場で体を動かす仕事の価値が高まるのと思います。実際にIT企業を辞めて建築の資格をとり、家づくりに関わる仕事へ転身した友人もいます。
蓼科は観光地なので、夏はゴルフ場、冬はスキー場など、季節に応じた働き方も可能で、第二の人生を築く場所として多くの可能性を持っている場所だと思いますね。