茅野市出身で、近代建築史・都市史研究の第一人者である藤森照信さん。アメリカのTime誌の「世界でもっとも危険な建物トップ10」に選ばれた「高過庵(たかすぎあん)」を設計した建築家としても知られています。
そんな藤森さんの新作茶室が、「高過庵」のある敷地(茅野市宮川高部)に誕生しました。
茅野市で開催中の「八ヶ岳JOMONライフフェスティバル」の関連事業「縄文アートプロジェクト2017」のなかでこの夏、一般参加者を募ったワークショップ形式で制作。9月に完成し、お披露目されました。
その名も、「低過庵(ひくすぎあん)」!
「高過庵」は地上約6mの高さの、木の上に庵がのった茶室ですが、「低過庵」は竪穴式茶室。地下にもぐるような形になっています。
ふたつの茶室は通常外観の見学のみ可能ですが、10月15日(日)、10月20日(金)、10月22日(日)の10:30~13:00に、「低過庵」の内部が公開されます。申込不要、無料とのことですので、ぜひこのチャンスをお見逃しなく。きっとわくわくするような体験ができますよ。
また、10月20日(金)には、茅野市民館マルチホールで、藤森照信さんと写真家の藤塚光政さんによるトークイベント「人が求める住まいとは?」が開催されます。「低過庵」を中心に、〈縄文〉〈土〉などのキーワードとともに「人の居心地のいい場所」についてうかがう内容。こちらもなんと無料!ぜひご参加ください。
詳しくは、縄文アートプロジェクト2017のホームページをご覧ください。
■藤森照信新作茶室 竪穴式茶室「低過庵」公開日
10月15日(日)10:30~13:00
10月20日(金)10:30~13:00
10月22日(日)10:30~13:00
会場:低過庵(茅野市宮川高部、神長官守矢史料館近く)
料金:無料
※申込み不要、会場にて受付順におひとり10分ほど入室いただけます。
※受付は終了30分前にお済ませください。
■トークイベント「人が求める住まいとは?」
2017年10月20日(金)18:00開場、18:30開始
会場:茅野市民館 マルチホール
観覧料:無料(申込み不要、定員600名)
出演:藤森照信(建築史家・建築家)、藤塚光政(写真家)
ファシリテーター:志水りえ(モダンリビング編集長)
※茅野市宮川高部には、上記の「高過庵」と「低過庵」以外にも「空飛ぶ泥舟」と「茅野市神長官守矢史料館」というフジモリ建築があります。通常、「茅野市神長官守矢史料館」以外は内部の見学はできません。外観の見学は可能ですが、周辺のご迷惑にならないようご配慮いただき、安全にご見学ください。