茅野駅から南へ、宮川地区に続く旧甲州街道。
旧甲州街道を進むと、諏訪湖へそそぐ一級河川・上川に架かる『上川橋』があります。
昭和10年(1935年)に完成した『上川橋』には、四隅に石張りの尖塔形で高さ3.4メートルの〈親柱〉があり、特徴的です。
その『上川橋』が架け替えられることになりました。
『上川橋』からは、来年の春に行われる御柱祭の諏訪大社上社山出しの見所のひとつである〈木落し〉が望め、八ヶ岳の眺望も楽しめます。
今回決定した『上川橋』の架け替えは、上川と八ヶ岳が織り成す景観や、諏訪大社上社御柱祭の木落しが行われる『木落し公園』の眺めを大勢の人が楽しめる 憩いの空間づくり、祭りの混雑緩和にもつなげるためのもの ということです。
『上川橋』から望む『木落し公園』は、茅野市宮川地区にあり、御柱祭の〈木落し〉の舞台になることで有名な公園です。
『木落し公園』の頂上
いよいよ平成28年4月御柱祭の開催です。
斜度27度の木落し坂
この急坂を御柱が一気に下ります。
斜度27度の木落し坂を御柱が一気に下る迫力と湧き上がる歓声や拍手・・・ 想像するだけでワクワクします。
『木落し公園』は御柱祭〈木落し〉以外にも、茅野市を見渡せる展望や冬はそり遊びなどができ、大人から子どもまで人気のある公園です。
公園から望む茅野市街地
新しい『上川橋』は、2022年の御柱祭に向けて整備される予定で、来年春の御柱祭は現在の橋を使用するようです。
現在の『上川橋』は一日平均9600台が通過する橋でありながら、車道幅6.6メートルであり、歩道も景観をゆっくり楽しめる・・・という程の広さは確保されていません。
新しい橋は、車道幅も6.6メートルから9.75メートルに拡がり、歩道幅も上流側が3.5メートル、下流側も2.5メートルとなる計画で、交通面でもより安全になり、景観も充分に楽しめる橋に生まれ変わるようで、今から楽しみです。
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