先週ブログで紹介した茅野市玉川地区の玉川コミュニティまつり『玉川ケヤキフェス』に行ってきました。当日は晴れて、10月とは思えない暑さでした。
玉川小学校から玉川保育園までの間が歩行者天国になっています。
お祭りでおなじみの屋台から、軽トラ市にも出展している獲れたて農産物の販売、玉川にお店を構える飲食店による名物料理、地元で長く愛されているパンやお菓子、婦人会の出展などどれも魅力的なものばかりです。
お店の前ではライブも開催しているので、皆さんビール片手に屋台の料理をつまみつつ、音楽を楽しんでいましたよ。1杯やりたい人はバスや徒歩での来場がおススメ。
また、玉川小学校校庭では消防車やパトカー、高所作業車などの働く車に触ったり、乗ることもできます。
体育館の中では各地区の展示や各部会によるイベント、諏訪中央病院や地元リラクゼーションサロンによる施術体験コーナーなど、元気で楽しく暮らすための取り組みを紹介しています。
環境部会によるエコフェスタでは分別クイズに答えると無料でポップコーンがもらえます。楽しく環境について学べますね。
移住体験住宅の網戸やふすまの張替をお願いしている、マルイ産業さんでは畳のコースターづくりを体験できます。
木工房うしやまさんではオルゴールを楽しむための椅子の展示がありました。ここに座るとオルゴールの音色に包まれているような感覚が楽しめます。
移住体験住宅のお隣、ダイナ楽器さんの楽器の展示がされています。世界で活躍するミュージシャンも愛用している楽器が茅野市玉川地区で作られているなんて、すごいですね。
こちらは信州ノコギリの実演販売、「山田金山講」さんです。小学生でもうまく道具を扱えば、簡単に木を切れてしまう抜群の切れ味。伝統の技に驚きです。
また、小体育館では『キッズナーランド』を開催していました。子供たちが楽しそうに工作をしています。人気のブースは整理番号まで発券されている様子。さすが市内で一番の児童数を誇る玉川小学校。子供の数が多い!
今年初めて参加しましたが、正直驚きました。
まずは区民の活気。子供の数が多いのもありますが、赤ちゃんから杖をついたご年配の方まで多くの区民がお祭りを楽しんでいました。トイレが数多く用意されていたり、駐車場や会場周辺の交通整理も行っているので皆さん安全・快適に楽しむことができていました。
そして手作り感。展示ひとつ見てもこれはずっと前から準備していたんだろうなという丁寧なものが多かったです。そして、受け取り手である来場者も、大抵が素通りしてしまいがちなパネル展示にも足を止めてきちんと読んでいるのが印象的でした。
そして一番驚いたのが、区民以外の来場者にも態度を変えることなくフレンドリーに接していたこと。これ、なかなかできることじゃないんです。
移住相談のTOP3に入る相談の一つに、『地域との付き合い方』が挙げられます。都会と違って地域とのつながりを重視する田舎では、お互い下の名前で呼び合うような距離感でのお付き合いがあります。(苗字が一緒だからという理由もあるんですけね)そして地域とのつながりが強いほど、よそから来た人との付き合い方がわからず、そっけない態度をとってしまったり、温度差があったりという問題があるのも事実です。
私も県内でも大小さまざまなイベントに参加しましたが、どうしても規模が小さくなればなるほど地域色が強くなり、来場者をおいてけぼりにした仲間内だけで盛り上がっているようなイベントが多いのです。
しかし玉川ケヤキフェスでは、買い物をしても、各ブースの体験をしてもその疎外感を一度も味わいませんでした。「区民だけのお祭り」ではなく「区民がつくるお祭り」であり、『来てくれてありがとう。玉川って良いところでしょ?楽しんで行ってね』そんな玉川LOVE♡にあふれたとても良いお祭りでした。
来年もまた遊びに行きますね!